登録無料
ログイン
ご登録済みの方はこちらから
ログインしたままにする
パスワードを忘れた方はこちら

大卒就職率93.9% 内定なし2万4000人 依然厳しく

2013年05月20日
タイトルライン
今春卒業の大学生の就職率が93・9%と2年連続で改善した。安倍晋三首相が
掲げる「アベノミクス」への期待もあり、企業の採用意欲は改善しつつあるが、
中小企業に人材が集まらないミスマッチは解消されていない。卒業後も就職活動
を続ける学生は多く、就職環境の厳しさは変わらないようだ。

 ◆アベノミクス効果 

 「アベノミクス効果か、企業の採用意欲は確実に高まっている」。卒業間近や
卒業後3年以内の求職者の就活支援を行う「東京新卒応援ハローワーク」(東
京・新宿)の水野治・統括職業指導官(45)は昨秋ごろから企業の変化を感じ
始めた。

 平成23年度に5万件ほどだった求人票は24年度には約6万件に増加。「こ
れまでは基準に達しなければ採用を打ち止めにしていた企業がほとんどだった
が、最近は『定員に達しなかったので人材を紹介してほしい』との依頼が多く舞
い込むようになった」と驚く。

 だが、アベノミクスの“恩恵”を受けるのは「今年度卒の学生から」(厚労
省)。内定を得られないまま3月に大学を卒業した学生は約2万4千人に上ると
推計され、就職環境は依然として厳しい。

 ◆再び「大手志向」 

 要因の一つとされるのが狭き門とされる大手企業に若者の関心が集まり、人手
不足に悩む中小企業に人が集まらないミスマッチだ。景気回復の期待感とともに
再び大手志向は強まっており、某企業の調査では、従業員1千人以上の企業への
就職希望者数(26年3月卒の大学生・大学院生)は前年比4・1%増。1千人
未満の企業に就職を希望する学生は7・9%も減った。

 さらに、海外の優秀な人材の存在も学生の就職環境を脅かす。ある大学関係者
は「企業は即戦力を求めており、優秀な外国人留学生とも内定を争う時代に入っ
た。選別基準は厳しさを増している」と明かす。

 こうした中、埼玉大学(さいたま市)は約1年かけて学生に技術力や将来性を
持つ県内企業を研究させる取り組みを始めた。今年は2、3年生約20人が優れ
た企業を見極める講義を受け、企業訪問などを行う。同大事務局の担当者は「県
内には成長が見込める小売り、製造業が多い。中小企業の魅力を発見することで
就職活動の幅を広げることができるのではないか」と期待している。
(5月18日yahooニュース引用)