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TOEIC高得点社員の英語力ギャップ なぜ?人事担当者もビックリ

2013年04月08日
タイトルライン
大手企業が「社内公用語を英語に」しようと動くなど、日本でもグローバル化が
叫ばれて久しい昨今。その影響は就職活動に励む大学生にも見受けられます。近
年の就職活動において、語学力、特に「英語力」は、内定獲得に必要な要素の一
つとしての認識が一般的です。そのため、本選考前までに「英語力」アップに取
り組む学生が増えています。就活生の多くは、本選考前、具体的にはエントリー
シート・履歴書の提出前までに「英語力」アップに取り組みます。それまでに英
語力を上げておかないと、「英語力」というアピールの素材を、エントリーシー
ト・履歴書に記載することができないからです。

 では、企業は学生の「英語力」を測るために、何を基準としているのでしょう
か。読者の皆さんは既にご存知かと思いますが、近年、「英語力」を測る目安と
なっているのは、TOEICと言われる検定試験です。この「TOEIC」と言
われる検定試験は、120か国、年間約600万人以上が受験(2010年度)
しており、日本でも年間227万人が受験(2011年度)している世界共通テ
ストです。日本では、企業や官公庁、学校など、約3,300団体が採用
(2011年度)しています。また、多くの企業が海外に人材を派遣する際の基
準として使用していたり、昇進・昇格の要件として使用していたりするため、
「英語力」判定の標準となっているテストです。

 そういった背景から、企業の選考においてTOEICで高いスコアを保持して
いることは、就活において非常に有利と考えられています。大手電機メーカーや
素材メーカーの人事担当者から聞いた話に依ると、内定者の多くは就活時点で
750程度のスコア(最高点が990)を保持していると言っています。 実際
に、某大手製薬会社では、応募条件にTOEIC730点を基準として設けてい
ます。こういった傾向は企業全般に言えることです。しかし、入社後の実体を聞
いてみると、TOEICのスコアは高いが英語でビジネスメールが書けなかった
り、英語圏の外国人との会話ができなかったりするらしく、企業の人事担当者も
頭を抱えているそうです。

 では、TOEICのスコアが高いにも関わらず、この様なことが起きているの
はなぜでしょうか。『「捨てる」英語スクール』を運営している青木百香氏に話
を聞くと、「TOEICの攻略本の中には、英語が全く話せなくても満点を取る
方法がある、と断言しているものもある」と言います。要するに、TOEICと
いうテストは、ある程度の攻略方法をマスターすることで高得点が狙える試験な
のです。そのため、TOEICスコアとビジネス現場で求められる「英語力」と
の間にギャップが生まれてしまっているのです。

 企業選考の場で「英語を話す」必要がないため、採用の判断材料となる
TOEIC対策にエネルギーを注がないといけないのは十分に理解できます。た
だTOEICの点数だけではなく、実際に使える「英語力」を身に付けていなけ
れば、社会人になった後で活きてきません。ですので、学生生活では机上での勉
強に限らず、会話中心の授業を受講したり、留学生と交流をする場を設けたり、
留学をしたりして、活きる「英語力」を身に付ける機会を自らつくってもらいた
いと思います。

 数年前までは履歴書やエントリーシートにTOEICのスコアを記入する欄等
なかった訳ですが、今では多く企業が採用時の参考にしています。こういった傾
向が続けば、TOEICのスコアだけではなく、英語会話を面接の中で試す選考
が主流になる日が来るかもしれません。

(4月8日YAHOOニュース引用)